大井歯科・治療案内

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審美歯科

下がった歯茎を戻す治療法

歯周病が進行すると、歯槽骨(歯を支える骨)が吸収されて減少し、歯間乳頭(歯と歯の間の歯肉)も痩せて下がってきます。また、歯周病でなくても同様の症状が起き、歯間部に隙間ができます。
歯周病で歯肉が腫れている方が治療を受けて完治すると、出血や腫れなどの炎症が治まって歯周ポケット(歯と歯肉の境目の溝)が正常な深さへと改善され、健康な状態へと戻ります。しかし、歯間乳頭が下がって歯間部に隙間ができているため、それを見て驚かれる方も多く、完治したと実感できる方はほとんどいないのではないでしょうか。この歯間部の隙間を『ブラックトライアングル』といい、黒く三角形に抜けて目立つため、外見が悪くなってしまいます。
このような場合、従来は歯間乳頭を元に戻すための効果的な方法はありませんでした。しかし最近では、『ヒアルロン酸※』を使用する『ヒアルロン酸注入療法』が開発され、下がった歯間乳頭を元に戻すのに効果的であることがわかっています。この治療法は、矯正治療後に歯間乳頭が下がってしまったときにも有効です。

※ヒアルロン酸は、元々体内のさまざまなところに存在するゼリー状の成分で、驚異的な保水力を持っています。

歯科領域でも効果的なヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、目、肌、関節など元々体内のさまざまなところに存在するゼリー状の成分で、粘性や弾力性に富んでいます。また、1グラムで6リットルもの水分を保つなど、驚異的な保水力を持っています。
元々体内に存在する成分なので安全性が高く、さまざまなところで使用されています。最近では、ヒアルロン酸を配合した化粧品などが市販されているため、効果などが一般的に知られ、「美容外科などで、肌にハリを持たせ、しわを除去する施術に使用するもの」と認識されている方も多いようです。そのため、歯科医院でヒアルロン酸を使用することに疑問を持たれる方もいるかもしれません。しかし、歯科領域でも『美容歯科』分野で使用する医院が増えており、とくに『架橋ヒアルロン酸※』は、歯間乳頭が下がった部分の改善や、インプラントと歯肉の隙間の改善などに有効です。

※溶解・吸収の進行が遅く、皮膚内部に長期間留まるため、皮膚のボリュームアップ効果が持続できるヒアルロン酸。

ヒアルロン酸注入療法の特徴

ヒアルロン酸注入療法には、以下のような特徴があります。

●処置の痛みが少ない

ヒアルロン酸を歯肉に注入する際には注射器を使用するので、メスは使用しません。
また、事前に麻酔注射を行なうので、痛みはほとんど感じません。

●処置後の赤みや腫れが出にくい

ヒアルロン酸注入後に赤みや腫れなどの症状が出ることは、ほとんどありません。個人差はありますが、たとえそのような症状が出てしまっても、すぐに改善します。
ダウンタイム(回復までの時間)がほとんど必要ないので、ご多忙な方や誰にも知られたくないという方でもご安心ください。

●安全性が高い

ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分であり、アレルギーなどの心配がほとんどないため、施術前にアレルギーテストなどを受ける必要はありません。
歯科用ヒアルロン酸『ピュアデント』は、動物から抽出したヒアルロン酸ではありません。人間の体内に存在するヒアルロン酸と同じ、非動物性の天然成分でつくられているので安全です。

ヒアルロン酸注入療法の注意点

ヒアルロン酸注入療法を受けるにあたっては、以下のような注意点があります。

●歯肉の状態によっては施術できない

ヒアルロン酸注入療法は、健康な歯肉に使用することが前提なので、歯肉の炎症がなく、歯周ポケットが正常な深さの方が対象になります。歯間乳頭が下がっていても、歯肉の炎症がなく、歯周ポケットが2〜3mmと浅ければ、歯肉が健康な状態であると判断します。
歯周病の方や上記以外の症状の方は、ヒアルロン酸注入療法を受ける前に、適宜治療が必要になります。

●歯肉が完全に戻らないことがある

歯間乳頭が大幅に下がっている方や歯肉が薄い方は、ヒアルロン酸を注入しても歯間部の隙間が完全に戻らないなど、個人差が出る場合があります。

●効果は永久ではない

ヒアルロン酸は、最終的には体内に吸収されてしまうので、効果を永久に維持できるわけではありません。『ブラックトライアングル』が目立ってきたら、再度注入が必要になることもあります。

ヒアルロン酸注入療法の流れ

ヒアルロン酸注入療法は、以下のような流れで行ないます。

1)歯肉に麻酔注射を行ない、歯肉の歯に近い部分にヒアルロン酸を注入します。

2)歯間乳頭にヒアルロン酸を注入します。

3)@Aを1回の治療で行ない(1回の治療で2段階に分けて注入します)、それを3週間おきに3回以上繰り返します

効果は3回目の注入以降少しずつ出てきますが、歯間乳頭が完全に元に戻るのには、数週間から数ヵ月かかる場合があります。また、患者様によっては、歯間部の隙間が完全に戻らなかったり、追加の注入が必要になることがあります。
なお、3ヵ月に1回程度、歯と歯肉のクリーニングを受けることで、元に戻った歯肉の維持が可能となります。美しい口元でいられるよう、きちんとメンテナンスを受けることをお勧めします。

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